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2021/06/21
再生治療 分岐部病変のアプローチ
前回の項目で歯周病は歯の周りにある骨を失う病気だと書きました。
奥歯は根が複数あり、根の分岐する周囲の骨を失うことがあります。
根の分岐する箇所の病気なので専門的には分岐部病変と言います。
分岐部病変は骨の再生することが難しい場所ですが、適応症を間違えなければ再生が可能となります。
当院の分岐部病変の症例に対し再生治療を行った治療例を提示します。
レントゲン上で根の分岐部が黒くなっているのがわかりますか?
CT画像では歯の内側の分岐している場所の骨が大きくなくなっているのがわかります。
3枚目は再生治療後のレントゲンを示します。
再生治療にはリグロスという材料を使用しました。
黒い場所は白くなり骨が再生されているのがよくわかります。
当院では分岐部病変のケースでは積極的に再生治療を行っています。
再生治療の適応症について次回、詳しく話したいと思います。
副院長 歯科医師 大島 光慶